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通関士模試は受けるべき?受ける場合の注意事項等

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 通関士は資格の難易度が高いこともあってか模試が存在し、資格学校や通関関連の団体などが大体8月下旬頃~9月上旬頃に開催しています。
今回は模試のそれらの受け方について説明していきます。

通関士模試は受けるべきか?

まず通関士模試は受けるべきかどうかですが、どこでもいいので必ず受けてください。

理由としては2つ

  1. 模試受験時点での実力の把握
  2. 本番と同様の環境で臨める

です。

模試受験時点での実力の把握

模試を受ける最大の意味とは自身がこれまでしてきた学習の到達具合を測ることと私は考えています。
模試終了後から本番までの残り日数でギャップを埋めなければなりませんが、どういった問題が解けなかったのか、現状の把握をしなければ今後の方向性が分からず対策が立てれません。ちょっと大袈裟に書きましたが、まずは模試を受けて通関業法はクリア出来てたから、後の残りの時間は関税法と通関実務を中心に当てるぞ位のレベルで十分だと思います。

本番と同様の環境で臨める

例えば普段過去問を解く際は裏紙を使ったりして、出来るだけ問題集自体に書き込まない様にしている方は多いと思います。しかし、本番の問題は冊子で配られ、解答はマークシートに書きこまなければなりません。そうした時に通関士試験特有の0埋めで解答しなければならなかったり、計算する枠をどの位とればいいのか、時間配分をどうするか等々...は実際に同じ環境で受けてみないと分からないです。模試を受けた時に感じた事は本番にも活かすことができます。

模試受験後は必ず復習する

模試を受けた後は必ず復習してください。

模試はプロが近年の傾向などを基に選んだ問題が出ています。
そこらの素人の予想問題より当てます。
過去問と同様、繰り返し解いてキチンと復習することで実力が付きます。
もし、採点と結果だけ見て終わっている方がいたら復習まで力をいれて下さい。

受ける模試は1つにする

ネットを見てると模試の複数受験を勧める方がいましたが、私は絶対おススメしません。
先ほど述べたように模試は現状の実力を確認するという目的のために受けるのであって色々な問題を解くことや複数の模試を受験する事が模試本来の目的ではないはずです。ましてや通関士模試は8月下旬~9月上旬の短期間に集中しているため、複数受験しても結果はほとんど同じです。

また、複数の模試を受けることでまとまった勉強時間がとれる土日が潰れます。
模試1回につき自宅受験にしろ会場受験にしろ半日は潰れるため、貴重な土日を潰してまで複数受けるメリットはないと思います。

さらに、短期間に複数受験した模試を復習しようとすると量が多くなり、消化できません。ニートや暇な大学生ならできるかもしれませんが、働いている社会人で時間を確保するのは大変です。限られた時間を有意義に使うためにも模試は1つに絞りましょう。

模試の結果に一喜一憂しない

模試はあくまで練習であって、本番ではないです。
模試の結果が良くても本番で受かるとは限りません。
ましてや模試は本番試験より難しく作られているので、ある程度解けないのは普通です。特に通関実務は本番より難しく作っているので、点数が低くても問題ありません。

最後に

複数の模試を受験する人の気持ちは分からなくはないです。私も高校生の時に不安で短期間の間に進研模試やら河合模試やら色んな模試を受けて結果に一喜一憂してました。しかし、模試本来の目的を見失うと悪戯に時間を消費してしまうのではないでしょうか。

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