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ビジネス実務法務検定2級の試験概要・記事まとめ

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ビジネス実務法務とは?

簿記で有名な東京商工会議所(以下、東商)が主催の民間資格です。
東商のビジネス実務法務検定の紹介によると

自分を守る、仕事の法律入門
それがビジネス実務法務検定試験です!

"ビジ法"は、法務部門に限らず営業、販売、総務、人事などあらゆる職種で必要とされる法律知識が習得できます。例えば、営業で取引先との契約書を締結する場面を想像してください。契約内容に不備や不利益がないか発見し、正しい判断ができれば、トラブルを未然に防ぐことができます。身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことができます。同時に、自分の身を守ることにもなります。
なお、ビジ法は企業活動の主要分野を多くカバーしているので業種も問いません。

とあります。
3級から1級まであり、今回紹介する2級のレベルは

企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルのアッパーレベルを想定)

になります。

試験概要

受験資格

試験当日において、日本国内に居住している方のみ

試験方式

IBT方式、CBT方式
※CBT方式は2021年度~2023 年度に限りの予定。但し、2022年度以降は実施の見直しの可能性もあり。

試験申込日程

[IBT]

■第50回

2022年9月29日(水)- 2022年11月1日(月)

[CBT]

■第50回

2022年1月17日(月)- 2022年2月11日(金)

試験日程

[IBT]

■第50回

2021年10月14日(木)- 11月8日(月)

[CBT]

■第50回

2022年1月24日(月)- 2022年2月14日(月)

試験時間

90分

※別に試験開始前に本人確認、説明等約20分

合格基準

100点満点とし、70点以上をもって合格

合格率・難易度

合格率:43.4%(2020年度)

難易度:普通

shikaku-syutoku.hatenablog.com

勉強時間

2~3ヶ月

60時間~80時間

shikaku-syutoku.hatenablog.com

勉強方法

shikaku-syutoku.hatenablog.com

テキスト・問題集

shikaku-syutoku.hatenablog.com

受験記

shikaku-syutoku.hatenablog.com

資格レビュー

知名度(人気度)は?

2019年には年間1.3万人弱受験していますが、知名度はあまりない資格だと思います。私も会社で受けさせられるまで知りませんでした。
参考に同一系統の法律系資格で比較すると

となります。
最難関に位置する社労士の大体1/3程しかありませんので、データからも知名度はあまりないと言えるでしょう。

実用性は?

私の場合、担当業務が会社運営の上流側と関係していたので、ビジ法で学んだこととリンクし、実用的に感じました。
ただ、ビジ法2級は経営層と関わりが大きい管理部門(総務、人事、経営企画、コンプラ部門等々‥)や契約等と関わり深い営業部門・管理職が対象で、現場部門の実務的にはオーバースペックな気はします。もし現場部門でビジ法を受けたいという方は3級レベルで十分と思います。
とはいっても、昇進していけば追々必要となる知識なので、若い現場部門の方でも余裕がある内に早めに取っておいて損はないかと思います。

総評

プラス評価

働く以上知っておいて損はしない知識が学べるので、職種問わずおススメします。
また上でも書きましたが、主に2級は管理部門系業務の方におススメです。
あとはこの資格、宅建行政書士等の上位法律系の資格を目指す前哨戦として受けたりする人もいたりするので、そういった法律の基礎知識を身に着けたい人には丁度良い資格だと思います。

マイナス評価

同一系統の宅建等と比べると知名度や難易度も低く、必置資格でもないため、社外評価があるとは考えづらいです。
あくまで社内での自己研鑽という意味合いが強い資格ではないでしょうか。

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