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ITパスポートの勉強方法

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ITパスポートの概要

数ある資格試験の中でも比較的簡単に取得でき、実用性もあるともっぱら噂の資格ですね。社会人もしくは内定後の大学生が「取り敢えず資格とるか~」となったとき大体簿記かこのITパスポートが選ばれるのではないかと思ってます。

ITパスポート(iパス)とは?

独立行政法人情報処理推進機構(lPA)主催の国家資格です。
ITパスポート試験HPによると

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

ITは私たちの社会の隅々まで深く浸透し、どのようなビジネスにおいてもITなくして成立しません。
○どのような業種・職種でも、ITと経営全般に関する総合的知識が不可欠です。
○事務系・技術系、文系・理系を問わず、ITの基礎知識を持ち合わせていなければ、企業の戦力にはなりえません。
グローバル化、ITの高度化はますます加速し、「英語力」と共に、「IT力」を持った人材を企業は求めています。

とあります。
実際出題される内容もITパスポートより上の資格である基本情報技術者試験応用情報技術者試験とは違い、パソコンの中身や仕組みを理解するというような専門的な内容ではなく、ITに関係する知識の概要がメインで「社会人に必要なIT知識を広く浅く」といった印象です。

試験概要

試験 出題分野 問題数
ITパスポート ストラテジ系(経営全般) 35問程度
マネジメント系(IT管理) 20問程度
テクノロジ系(IT技術 45問程度

試験時間: 2時間
出題数 小問:100問
合格基準: 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点)
分野別評価点 ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

合格率:50.6%(2020年度)
試験方式:CBT方式

問題数が多く、1問あたり80秒で解かないといけないので一見大変そうに見えますが、ほとんど即答できる問題なのでキチンと勉強していれば時間は余ります。
また各分野足切りがあり、30%以上得点しないと引っ掛かりますが、ノー勉でチャレンジしなければ、得意不得意で一定の分野に偏るような試験じゃないので実質ないのと同じだと思います。まずは60%以上を目指して勉強しましょう。
そして、IT試験らしくCBT方式での受験となります。
CBT方式では、指定された試験場に赴き、パソコン上で試験問題を解きます。
試験結果も終了後すぐ表示されたので、結果にやきもきしないです。

ITパスポートのコツ

POINT
  • テキストを1周したら過去問に着手
  • ITパスポート過去問道場をひたすら解く
  • 2時間以内で過去問を解けるよう演習しておく

買ってきたテキストを一周したらITパスポート過去問道場に挑戦してください。
私は過去問道場で解けなかったところをテキストで確認し、解説を見ながらひたすら数をこなしていきました。
ぶっちゃけ過去問道場だけやってれば受かります。
下に過去問道場のリンク貼っておきます。無料です。

www.itpassportsiken.com

あとは、強いて言えば過去問道場の問題が比較的解けるようになった頃を見計らって、1度ぐらいは流しで過去問を通してみるといいと思います。過去問道場ばっかりやってると単発で答えることばかりになってしまうので、本番さながら詰まったら飛ばして最後に解く練習もかねてやってみるのもいいと思います。因みにに過去問はITパスポート試験公式HPの公開情報から入手できます。

テキスト

私が使用したテキストは会社に転がっていた過去の先輩の遺物(?)の栢木先生のテキストを使用しました。ただ、現物がないので内容については詳しく紹介できません。
勉強した当時も不満はありませんでした。イラストが多く直観的に分かりやすかったと思います。

他には情報系の試験テキストの鉄板にキタミ式があります。

 ITパスポート以外の試験でも評価は高いので、一度本屋等に行って中身を見てから自分に合いそうなテキストを買ってください。
また、上で「過去問道場だけやってれば受かる」と書いたのでテキスト要らないだろーとなるかと思いますが、試験範囲の把握や過去問道場の解説による断片的な知識ではなく、体系的な知識の習得のためにもテキストの購入をオススメします。

難易度レビュー

難易度:易しい

私の場合は情報工学科出身、情シス部門配属の実務経験ありというプラス要素しかなかったため、比較的楽だった乙4よりもさらに簡単に取得できました。
期間は3週間前頃から始めて、大体20時間弱ぐらいだったと思います。
が、その背景を抜きにしても易しいと思います。
IT系というバリバリの理系資格に見えますが、文系理系の差はなく、どっちかというと普段パソコンを触っているかどうかで取り組み易さや理解の早さに繋がるような気がします。
勉強期間としては1か月で40~50時間かければ受かる試験だと思います。
難易度の指標となる合格率は50%程度と他の資格試験に比べても高い傾向にあります。
また出題分野のストラテジやマネジメントが学生より社会人の方が馴染み深い為か社会人受験者の方が平均より高い60%の合格率を出しています。
キチンと対策すれば学生・社会人問わず受かる試験と言えるでしょう。

試験結果

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解いてる時迷ったマネジメント系がまさかの100点!
逆に自信のあったストラテジ系が一番低いという結果でした。
まぐれでも純粋に100点は嬉しい・・・。

思ひで

情シス部門に配属されてから1年目に取得した資格です。一方、私と一緒に異動して入った先輩は異動してから1か月で取ってました。ヤルキスゲー
勉強方法はダラダラと通勤中にテキストを眺め、1週間前ぐらいから過去問道場をひたすらやった記憶があります。
上でも書きましたが、テキストが社内の本棚に置いてあった古いテキスト(7年前)で勉強したため、情報が古く、出題範囲外のところも無駄に勉強しました。無駄と分かりつつつも、正直お金出してまでわざわざテキストを買いたくなかったのでそのまま勉強しましたが、落ちてたらどうしてたんや・・・。
試験は横浜西口の裏の高架下にあるKDX横浜ビルで受けました。
初CBT試験だったのですが、仕切りのある自習室にパソコンが置いてあり、普段は〇進ハイスクールとして使っているのか?と思わせる部屋でしたね。
試験後すぐに結果が表示されたので、最初戸惑いましたが合格してたので一安心でした。
7年前という古いテキストで過去問やテキストに無い出題範囲に悪戦苦闘しながら勉強したことがこの試験の一番の思い出かもしれません。


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